(前略)
いつもの通り、統計の取り方は以下のようにしています。
1.データはJOCの公式ページを参照。
2.メダルを取った日本人選手(16名)のナンバーを集計。
3.複数個のメダルを取った人は、1回だけカウント。
さて、まずは下の表をご覧ください。
表1. 日本人メダリストのライフパスナンバーの分布
表2. 日本人メダリストのバースデーナンバーの分布
ライフパスナンバー(LP)に関しては、過去の傾向と少し異なる結果になりました。LP4が最も多く、また全体にばらけている印象です。11を2の仲間、33を6の仲間とみなすと1から9まで満遍なく分布していることになります。
バースデーナンバー(BD)に関しては毎度おなじみのパターンで8の多さが目立ちます。次いで1が多いのがやや今までの傾向と違うように見えます。(「一か八か」という言葉があるとおり、勝負事に出てきても不思議ではない数字ではありますが。)
ところで、今回は団体競技でのメダル獲得が2つありました。チームの力=個人の力+相乗効果と考えると、個人競技とは若干条件が違うのかもしれません。
そこで、個人競技のみに絞って今回のメダル獲得選手のデータを見ると下記のようになります。
表3. 個人競技での日本人メダリストのライフパスナンバーの分布
表4. 個人競技での日本人メダリストのバースデーナンバーの分布
LPについては個人競技に絞っても特段際立つ数字はなく、傾向を断定するには不十分なように見えます。一方、BDについては8の「9人中4人」という圧倒的な多さが浮かび上がります。夏季の統計でもBD8が多いですし、この傾向はほぼ確定ではないでしょうか。
BDは誕生日の日だけを足したものですので、BD8になるのは8日、17日、26日生まれの人です。該当する誕生日の方は積極的に目標を掲げて自己成長を意識されると良いかもしれませんね。
さて、ここからは個別事例に着目します。全ての数字についてお話しすることはできませんが、考え方の一例としてお読みいただければと思います。
小平奈緒選手
スピードスケートで優勝した小平選手は前号のとおりLP1です。 画面に張り付いて試合をご覧になっていた方は気づかれたかと思いますが、決勝のスタートの号砲が一拍置いたようなタイミングで鳴りました。(…と筆者は感じました)
前号ではあえて書きませんでしたが、LP1の先走りの性質(瞬発力の裏返し)が出てフライングしなければ良いのだけど…と少々心配していました。
が、さすが超一流の選手で心配は無用でした。反応の良さがストレートに出たようで、本来のタイミングでなくても対応できましたね。
高木菜那選手
マススタートという種目、筆者はあまりよく知らなかったのですが…結構駆け引きが重要な種目のようですね。
高木選手は1992年7月2日生まれでLP3です。3というと一般的には「うろちょろちょこまか」というイメージで、あちこちに顔を出し、あれもこれもそれも…と思いつく限りのことを全部やってみるような性質があります。
爆発力やビシッと決める要素はあまりありませんが、あっちで経験したことをこっちで活かしたり、小刻みに動き回ることで停滞ムードを払拭するのが3です。
抜け道を探したり、裏技を使って問題を解決するのが得意、あるいはうちのラボの3の例で言うと駐車場に入ったらなぜか便利なところが空いていたり、たとえ満車でも目の前で車が出たりというタイミングの良さなどがあります。
そういった機転を利かせる才能や一瞬のチャンスを捉える上手さのようなものが、高木選手の場合はスケートリンク上で活かされたのかもしれません。
ついでに言うと、上の動画の後半(1:43ぐらいから)のインタビューの前に、もっとドヤ顔してもいいような場面なのに「前髪が…」と、ちょこっと直しているのがまた3さんらしいですね(笑)
羽生結弦選手
数秘界隈ではかなり取り上げられていますが羽生選手はLP33です。
怪我を抱えているだけでなく周囲からは連覇を期待されるという環境の中で見事に優勝。LP33の末席にいる筆者も大変に勇気づけられましたが「究極の状況でミラクルを起こす33さん」を地で行く、素晴らしいお手本ではないでしょうか。
このように、自分のBDやLPと同じ数字で活躍している人の力の発揮のしかたを観察することで生き方のヒントが見つかるのではないかと思います。
「数秘術 有名人」などで検索するとたくさんブログやサイトがありますので、みなさんもご自身と同じ数字の人を見つけてみてはいかがでしょうか。
最後に、プリラボの研究ではありませんがTwitterで見かけたネタでこのようなものがありました。引用リツイートしたので既にご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、ショートとフリーの得点の数字を全部足すと33になるという話。まさに「33は33を呼ぶ現象」ですね。
検索すると何人かの方がこのことについて投稿されていました。世の中には、数字があればとりあえず何でも足してみる人が結構いるようですね(笑)
(後略)
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