(前略)
前回は外してしまいましたが、M-1の結果に関して読者の方から「審査員の数字も関係あるのでは?」というご指摘をいただきました。たしかに選ぶ人の数字も影響しているはずですね。貴重なご意見ありがとうございます。
<昨年の審査員の数字>
オール巨人(本名:南出 繁)
1951.11.16
LP7,BD7,個人日7,D11,S5,P6,M9
最終決戦:和牛に投票
渡辺正行
1956.01.24
LP1,BD6,個人日5,D5,S22,P1,M6
最終決戦:とろサーモンに投票
中川家礼二(本名 中川礼二)
1972.01.19
LP3,BD1,個人日9,D11,S9,P11,M5
最終決戦:とろサーモンに投票
春風亭小朝(本名:花岡 宏行)
1955.03.06
LP11,BD6,個人日7,D5,S9,P5,M7
最終決戦:とろサーモンに投票
博多大吉(本名、吉岡 廣憲)
1971.03.10
LP22,BD1,個人日2,D2,S7,P4,M6
最終決戦:とろサーモンに投票
松本人志
1963.09.08
LP9,BD8,個人日33,D9,S4,P5,M9
最終決戦:和牛に投票
上沼恵美子(旧姓 橋本)
1955.04.13
LP1,BD4,個人日6,D8,S6,P11,M9
最終決戦:和牛に投票
<最終決戦に進出したコンビ>
とろサーモン
cLP6,cBD5,c個人日4,cD5,cS7,cP7,cM2
和牛
cLP8,cBD8,c個人日9,cD11,cS8,cP3,cM1
ミキ
cLP6,cBD8,c個人日6,cD6,cS44,cP7,cM3
※cはコンビの意味です。cLPであれば二人のLPを合算したものです。
数字を並べただけでは何も傾向は見えてきませんので、総当たり方式で審査員と最終決戦進出コンビの共通する数字をカウントしてみました。今回は簡単のため最終決戦のみ検証し、またマスターナンバーは考慮せず11は2、22は4、33は6、44は8として扱います。
例えば、
オール巨人のLP7は、とろサーモンのcS7、cP7と共通するので2ポイント
オール巨人のD11(2)は、とろサーモンのcM2と共通するので1ポイント
という要領で、全項目のポイントを合算します。そして、このポイント数が多いほど票が入りやすいと仮説を立てます。
まず、下の表1が総ポイント数の一覧です。
表1. コンビと審査員の共通性
とろ | 和牛 | ミキ | |
博多大吉 | 7 | 3 | 4 |
春風亭小朝 | 10 | 2 | 5 |
中川家礼二 | 4 | 6 | 1 |
渡辺正行 | 7 | 2 | 6 |
上沼恵美子 | 4 | 6 | 8 |
松本人志 | 4 | 6 | 5 |
オール巨人 | 10 | 2 | 6 |
※赤文字のところが、総ポイント数から各審査員が投票すると予想されるコンビです。
この票を見ると最終決戦では、
とろサーモンが4票
和牛が2票
ミキが1票
獲得するということになります。
この仮説に対して、実際には
とろサーモンが4票
和牛が3票
ミキが0票
という結果になりました。
どこが仮説と違うか見ると、
博多大吉、春風亭小朝、渡辺正行、松本人志の票は計算通り。
中川家礼二の票が予想に反してとろサーモンに。
上沼恵美子とオール巨人の票が予想に反して和牛に。
となっています。
表1は審査員とコンビの数字の共通性だけで判断していますが、前号で見た通り、コンビが持っている数字そのものにも勝つ確率の大小があります。
特に前号で優勝すると予想した和牛が、今回の仮説の2票に加えて、もともと持っている数字の強さの分で1票上積みしたと考えることもできます。
ここまで複雑になると少々こじつけ感が出てくるかもしれませんが、
もともと勝ち運の要素のあるコンビ数+審査員との縁の深さ
という仕組みはあり得るのではないでしょうか。
この方法で厳密な解析をするには少々時間がかかりますので、次回のM-1までに過去データを見直してもう一度予想にチャレンジしてみようと思います。
(後略)
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